記憶力低下を防ぐには、脳の乾燥を防ぐ水分補給と軽運動がポイントです

記憶力の低下は、年齢のせいばかりではないかも

元気に働き続けるためには、脳の健康もまた大切です。

記憶力が悪くなった、言葉が出てこないなど、年齢を重ねるにつれ、記憶力の低下を不安に感じる方が増えてきますが

記憶力を高めるサプリやを飲んだり、脳トレのアプリを頑張っている方もいらっしゃると思いますが、

脳のトレーニングだけが記憶力を高めるための方法ではありません。

頭の働きが悪くなる原因の一つとして、案外見過ごされがちなのが、脳の乾燥です。

人の体は、成人では、60~65%、、老人でも50~55%と、半分以上が水分でできていますが

中でも脳は、約75%が水分で、脳せき髄液や間質液などの液体に囲まれています

脳が正常に機能するために、この脳を囲んでいる液体によって栄養分を運んでもらったり、老廃物を流してもらうことが大切だというのです。

脳の乾燥の原因3つとその対策について

脳が乾燥する主な原因3つ

脳が乾燥する原因にはいろいろあるそうですが、

・①・水分の摂取量が減った

・②・体温が低下した

・③・体に水をため込むための力が落ちた

などが主な原因としてあります。

①の水分摂取については、年をとると共に、のどの渇きを自覚しにくくなりますので、意識して水分を摂ることが大切ですが

お仕事で忙しいからと水分を摂らずにいて、頭の働きが鈍ることもありそうです。

残業して働きすぎ、最後は頭がぼーっとした、しっかりと考えることができなくなった

などの経験はどなたにもあると思いますが、脳への水分不足からくる現象だったのです

イライラするなどの症状も、脳の水分不足から起こることがあるので、飲み物を飲んで、リフレッシュするのは、理にかなった行動なんですね。

脳の乾燥を防ぐためにできる対策

とはいえ、やみくもに水分をたくさん取れば大丈夫というわけではありません。

一度にたくさん摂取しても吸収できずに排泄されてしまうだけなので、のどの渇きがひどくなる前に、こまめに摂ることが大切なようです。

実は、先ほどの③・体に水をため込むための力が落ちたについても、体の老化が大きくかかわってきます。

水分は、筋肉や細胞に蓄えられるのですが、筋肉量や細胞の数が減ることで、水分をためておく能力が下がってくるからです。

②の体温が低下したというのも、脳の乾燥にかかわってきますので

筋肉をつけ、体温を上げて血流をよくし、体内によりたくさんの水分を蓄えられる体を作るためにも

体力に応じた運動をすることが大切になってきます。

そこで効果的に筋肉量を増やせる場所として、太ももの筋肉を増やすスクワットはおすすめです。

若い人がしているような深く腰を落とすスクワットでは、負荷が大きすぎてひざを痛めてしまう方もいると思うので、

軽く、無理なく腰を落としたり、椅子につかまって負荷を軽くしたスクワットを、ゆつくりと1日に何回もやる方が効果的です。

また、ウォーキングも、足の筋肉を増やし、血流もよくしてくれるのでお勧めです。

運動で血流がよくなることで、記憶にかかわる海馬もより働きがよくなります。

記憶力と脳との関係についてのまとめ

最近、記憶力が落ちた、言いたい言葉が出にくくなったというお悩みでは、脳の乾燥もその原因の一つにあるかもしれません。

約75%が水分でできている脳が乾燥すると、脳の細胞は栄養不足になり、老廃物がたまることで、機能が落ちてしまいます。

そこで、こまめに水などを飲んで、水分の摂取量を補うと共に

スクワットやウォーキングなどの運動を普段から心がけることで、血流を良くして体温を上げ

体に水をため込むための場所である筋肉量を増やして、脳に水分をしっかりと行き渡らせることで

脳に栄養分が運ばれたり、老廃物を流してもらうことができます。

脳の健康のために、しっかりと水分と運動を心がけて、衰えない記憶力を保ってゆきましょう。

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